ぶるぶる

親不知を抜いた。一年ほど前に下を二本とも抜いてて、今日は上の左を抜いた。右はまだ骨の中らしい。左も半分骨の中だったらしく、お医者さんは疲弊しきった表情で、右はでてきてから抜いたほうがいいとおもいますって言った。わたしもそう思う。

 

前回も思ったんだけど、親不知抜くときって神秘的なきもちになる。麻酔されたときは「もうダメだ!私はどうなってしまうんやろか...」って悲しい気持ちになって、「どうしよ〜かみよ〜ママよ〜!」ってぶるぶる真顔で震えてるんですが、麻酔がきいてきてさぁ切開しまっせって段階にくると、意外と全然痛くないのでヨッシャやったんでみたいな勇敢な気持ちになってくる(がんばるのはお医者さん)。で、抜き終わった今、また手負いの獣みたいになってぷるぷるしながらションボリ帰ってる。

 

身体が危機に直面するのって本能的にとってもどうしたらいいかわからなくてこわいことですよね。それは、いくら医療が発達して親不知で死ぬなんてあんまりきかない時代になったって一緒ですね。日々人間の生死と接しているお医者さんとかって、そういうの達観してるものなんだろうか?わたしはどうも動物的にしか捉えることができなくて、だからそのへん達観してる人のお話をきいてみたい。

 

書いててまた不安で悲しいきもちになってきたよお。わたしの親不知はどこかへいっちゃったよ〜。ぶるぶる。ションボリうどんのぬるいやつ食べてお薬のんで、今日はもうオシマイにするね。

わたしたちはあしたをかえることができるか