奇談求む!だよ。

鎮痛剤というステキなおくすりによる魔法の効果で、抜歯したほうの頬は腫れてるものの気分はラクチンになったんです。で、お出かけもつらいので部屋でヌクヌクしながら太田忠司さんの「奇談蒐集家」読んでた。書店で今話題!って並んでいたから買って積読してたんだけど、期待してたほどではなかったなあ。次は宮部みゆきさんの「火車」読もうかな。それとも海外ミステリーのオムニバスのやつにしようか。積読しすぎてて、自分の部屋の本棚なのにプチ図書館状態。読み終わってフーンって感じのはこの前掃除ついでに売ってしまったし、お気に入り定番の本か未読のものしかないんだけどミッシリ詰まってるからな……言い訳をすると、最近、というか大学入ってからどうも乗り物酔いがエスカレートしてきて、電車で本を読んでると気分悪くなってくるんだよね。携帯見るのも辛くて、ひたすら車窓を眺めたりしているよ。病人気分のときはやっぱり液晶画面をみなきゃいけない映画よりも本のほうが体に優しい気がします。子供のころ学校を休んでみる教育テレビは特別な気がしてすっごく好きだったけど。

 

奇談好きで、にちゃんねるまとめサイトの中でもかおすちゃんねるとかてつがくにゅーすとかみて、よく怖い話とか奇妙な話を読んでる。たいていフーンって感じなんだけど、たまに恐ろしいのがあって、やっぱりそれが定番になってるよね。私がほんとにぞっとしたのは、怪談系だときさらぎ駅とか猿夢、リアル。事件系だと朝ごはんの準備したまま消えちゃった家族の話。あとこの前あった事件で、被害者のインプラントが犯人の家の排水溝にひっかかってて逮捕に至ったのは怖かったな。この平和にみえる日本でも知らないところで日々事件が起こって証拠隠滅されてるのかと思うとぞっとした。今すごく警察の捜査も科学的になってるっていうけど、やっぱりひっそりこっそり怖い事件が起こっててもおかしくないもんね。そういう身近なのが一番怖いかも。人間の悪意がいちばん怖い。そういう意味ではにちゃんのお憑かれさまはものすごく怖かったな……。

奇談が好きなのは他人事だからで、たとえばホラー映画は平気なのにお化け屋敷だとびびるのと同じで、身の回りは穏やかな日常であってほしいものです。わたしなんかちょうビビりですからね。

わたしたちはあしたをかえることができるか